凡汁日誌

じわっとしみでる凡人の汁。食べ物、芝居関係が多くなるかと。

160716 洋画 クーデター 世界

AppleTVで映画を二本見た。

ブラックスキャンダル

クライムヒート

 

どちらもアメリカの移民マフィアが絡む話。

ブラックスキャンダルはジョニーデップがジョニーデップに見えなくてびっくり。

移民の三人の人生の岐路とか、アメリカの多民族国家としての問題はほとんどなくて、わりと淡々としてた。

民族的なつながりとかグッドフェローズ的な関係性とかが強調されるとよかったのかもやけど

そうはならず、どんくささが強調された感じ。

 

クライムヒートは、原題がドロップ。

邦題つける意味がわからん。

こちらの方が完成度は高かった。

主人公の、生活は描かれるけどよくわからない感じがとてもよい。

最後に彼女と仲良くなるのは少し安心材料か。

 

どちらの映画もいわばアメリカ人は中心にはいなく周辺の民、移民の姿が描かれていた。

ドロップ(の方がよい)は、刑事も(多分)中東系で、その辺は徹底していた。チェチェン人をチェチェニアンと呼んだり、ブラジル語と言ったり。同じ国でも別に共通理解されてないことがよくわかる。

ブラックスキャンダルではその辺りは不鮮明だったか。

悪の法則では、メキシコ人は言葉の通じないもの(倫理的にも埒外の人)として描かれていてそれが強かったけど、今回は英語だったね。

 

 

 

 

 

 こうやって見ると、どちらも三人がでてくる。

三角形は強い安定性があるけど

三角関係は非常に不安定な気がする。

実質ドロップでの三角関係はここではなかったけどね。

 

などという映画を見ているとトルコでクーデターが起きたりする。

南シナ海の問題やフランスでのテロ。

参議院選、都知事選。

 

金曜日香川さんに、図工で世界を平和にしたいと言った。

極端な例ではあるけど

そのために命を差し出すことができるか。

 

僕は差し出したとしても他の人にそれを強要せずにいられるか。