凡汁日誌

じわっとしみでる凡人の汁。食べ物、芝居関係が多くなるかと。

180731 秋田市 藤田嗣治 仕事

本日も引き続き秋田でお仕事。

朝は昨日の酒が残っていてしんどかったけど

話を聴いているうちに持ち直した。

昨日も今日も寝なかったな。刺激的だったということか。

 

刺激的だったのは藤本智士の講演。

正直最初はちょっと綺麗事すぎるかな、と思って聞いていたのだけれど

そこにある「美」を見る視点をもつことの話がとても素敵だった。

その地域にあって(まだ)価値があると気づかれていないものを

価値づけるようなことが編集の力でできるというのはすごい話だ。

(そもそも地域がらみの話は好きだったのを思い出した)。

既成概念にとらわれていたなぁというようなことを反省。

もっと大胆におもいきったことをしないといけないなぁ。

 

図工・美術がアジールでよいのかというのは少し悩ましい。

そういう子ども達がいて、そういう子ども達の居場所があることは必要だけど

僕のようにその感度のない人間にとってはやっぱり居場所にならない。

逆から見れば僕が阻害されているともいえる。

だから、どちらにとっても(誰にとっても)心地よい場所になるようにしないといけない、と思う。

 

その後県立近代美術館に寄る。最初子どもの作品だけ見て一回館を出たけど

引き返してお金払って藤田嗣治の秋田の行事を見る(企画展はまさかのピーターラビット…)。

想像していたより数倍の大きさでびっくりした。

いや、本当びっくりした。額縁もでかくてびっくりした。

前掲載した時の図版では何にも伝わってなかったなぁと反省。

あんまり時間なかったけどじっくり拝見しました。

 

秋田駅でお土産とお酒を買い、比内地鶏の親子丼を遅い昼食として食べ、新幹線。

 

営業にはムカつくことがいくつかあったけど、概ねよい出張になりました。

スピード感大切にしよう。