161008 妖怪について考える
ある現象についてその原因をあるものの仕業と解釈して解決の箱に入れる装置としての妖怪。
なので、西洋のモンスターや妖精とも違うし、自然物に宿るような精霊とも少し違う。
いたずら好きの〜みたいなのもいるけど、妖怪はそんなにマルチではなくてかなり限定的な現象に作用してる。ような気がする。
そういう解決方法は非科学的ではあるけど、感覚的には正しかったりするから面白い。
雷が電気の仕業とわかったところで目に見えないのは同じで、雷様の仕業にした方がその脅威に対しての印象は直感的に共有できるし、畏怖の感情も湧き上がる。ような気がする。
アウトプットが妖怪であれ数式や化学式であれ、まずはある事象に対して疑問をもたないと始まらない。そこからどちらに想像力を働かせるか。
疑問をいだくのは感性的なものではないか。違和感、は「感」なのだから。
そんなことを考えつつ、そんなことをどう伝えていけばいいのかも考える。